05年8月サイン会in福岡 報告レポ

 

 

須賀しのぶサイン会in福岡。
待ちに待った地元近隣でのサイン会です。
2年前の埼玉サイン会で頼み込んだ甲斐がありました。
と言うわけで、さすがに今回は地方でのサイン会と言うこともあり、行けない方も沢山いたみたいで。
そんな方々に少しでも楽しんでもらえれば…と、熱くサイン会報告をしたいと思います。
ちなみに写真撮影は禁止されてたので、あしからず。

8月7日、福岡は晴れ。
今回は同じく須賀仲間のまきこが神戸からわざわざ来てるんで(彼女は前日に福岡入り)会場の本屋が入ってるビルの前で10時に待ち合わせることに。
サイン会開始が11時だから、余裕だよね…と普段小説を扱ってるB1に行くと本屋の入口に何やらネットでバリケードが…。

会場入口

で、そのネットには張り紙がしてあって、なんだろうと見てみたら「サイン会実施中のため、その間閉鎖します」みたいなことが書いてありました。
つまり、サイン会の間はフロア貸し切り状態!
「すごいね〜!」と早くも2人で興奮しながら、とりあえず整理券を貰わないと…と思い店員に聞いてみると、小説はB2(普段は漫画取り扱いフロア)で受け取って下さいとのこと。
言われるままに地下に降りると、レジには既に先客がいて小説と一緒に整理券を貰ってました。
ちなみに今回の整理券、須賀さんは緑、金さんはピンク、毛利さんは黄色でした。
しかしあれだな、みんな普通に整理券2枚とか3枚持ってんの。
須賀さん2枚とかじゃなく、須賀さんと金さんとか。金さんと毛利さんとか。
結構色んな作家さんのシリーズにみんな手を出してるみたい。
で、俺たちは俺たちで、事前に予約をしてたんでレジで名前と電話番号を言って緑の整理券を貰うことに。
その時点で整理券の番号は、まきこは28番。俺は29番でした。
店で受け取ったのが10時15分くらいだから、この時点でこの番号はどうなんだろうね〜とか言いながら、まずはその場から撤収。
ちなみに10時45分には会場に集合して下さい、とのこと。

サイン告知の張り紙

あと当日券もまだ余ってたみたい。
で、次は須賀さんへのプレゼントを買いに天神の街へ。
まきこは恒例の花束(ファナをイメージしたピンクの花束)で、俺は以前須賀さんの日記で須賀さんが「マカロンが突然食べたくなって…」という記述を見た記憶があったんで、博多でも有名なケーキ屋さんのマカロンを買うことに。
それぞれ買ったあとは、特にぶらつくこともなく早々に本屋に帰還。

もうみんな集まってるかな〜とB1に行ってみると、まだネットが張った状態で店員はいるけどファンは誰一人姿が見えなくて、店員に聞いてみたところ「B2で集合して頂いてます」ということだったんで、2人して慌てて階下へ。
……いるいる、結構集まってる(笑)
3作家さんのファンが一同に…と言えば少ないかもしれないけど、とりあえずザッと見て30人ぐらいが狭いフロアでひしめいてました。
こうなると、どこまでがファンでどこまでが客なのか(B2は通常営業)見分けがつきません。
でも俺は見たの。
男2人組の手に緑の整理券が握られてるのを…(笑)
やっぱり!やっぱり須賀ファンは幅広いのね!!<色んな意味で
まきこと2人で静かにキャーキャー言ってました。
それ以外はやっぱり女の子ばっかりで、年齢的には…う〜ん、高校生→社会人なりたてぐらいの子が多かったかなぁ?
中には子連れの人とかもいらっしゃいましたが。
「これ、みんな須賀ファンなのだ…」とちょっと幸せになりました。
で、時間になったので店員さんが整理券の順にファンを呼んで1人1人、B1に昇る階段に案内しだすんですが…なんか手際悪ぅ〜!
普通整理券を配ってるんなら「1番から10番までの方、移動して下さ〜い」とか言っても良いはずなのに、本当に1番の方が並んだら次は2番、その次は3番…という具合に順番通りに移動させるわけです。
だからさっきも書いたけど、1人で3人の作家さんのサインを重複して貰おうとしてる人たちはどうしても整理券番号順に並べなくて、そうなると店員さんが「○番の人〜!いません?いませんか〜?」となるわけですよ。
まきこと2人で「アバウトで良いのにね〜」と言ってみたり。

レジ横には文庫が平積み

で、そうこうしてる間に俺たちにも順番が回ってきて、いざB1に向かう階段へ。
そこでサインを貰う先生別に3列になって並びます。
ちなみに階段に向かう第1団体は、整理券番号が1〜30番までだったみたいで、俺のあとはしばらく誰も並んでなかったかな。
かなりあとになって、女の子が2人ぐらい並んでたけど。
で、待ってる間にアンケート用紙が配られて「サイン会を何で知ったか・はじめて読んだコバルト文庫は・コバルト文庫以外で読んでる文庫、またはシリーズは・先生へのメッセージを」等の質問に答える。
アンケートの一番最初に名前・HNを書く欄があって、それを見て先生はサインを入れます、みたいなことが書いてました。

アンケートは結構すぐ書き終わって、それから俺たちがしたことと言えば。
周りにいる須賀ファンと楽しくファントーク(笑)
うまい具合にまきこが前に並んでた女の子(18〜20才ぐらい)に話し掛けて、色々話が弾みました。
須賀作品を読み始めてもう6年目だとか、一番好きなのはシドーだとか(笑)
なんかすごく純朴そうな子でねぇ。
しかもサイン会は初めてで、もう何話したら良いんでしょう!?とかってすげー緊張してるもんだから可愛くて可愛くて。
待ち時間、実際の所すげー長かったんだけど(階段のところで余裕で1時間弱待ったよ…)彼女のおかげで楽しく時間を過ごすことができました。
いつかネットデビューしてくれると良いのに…。
ちなみに、整理券の数的には…あくまで俺たちの勝手な見方だけど、須賀さんが一番出てたんじゃない?
2枚持ってる人は大抵須賀さんが混じってたし、人数の消化も須賀さんが一番時間掛かってたような(単に須賀さんがファンとじっくり話してた可能性もあるんだけど)。
もしそうなら嬉しいよね〜!とまきことはしゃいでました。
でも実際、金さんや毛利さんの列に並んでる女の子も、何人か待ち時間に須賀さんの新刊やBVの既刊読んでたし。
やっぱり…いくら雑誌で高校野球モノだの剣豪ものだの書いても、まだまだ須賀さんの人気は右肩上がりなんでない?と思ってしまった。

そして長い長い階段待ち時間を経て<ホント洒落にならないぐらい長かったよ…ようやくB1のフロアにまで辿り着いた時には結構ヘロヘロ。
でもここでやっと、会場がどんな風になってるのかがわかって、俄然やる気になる俺たち。

整理券

まずフロアの中央に仕切り用の白いカーテンみたいなのが張られてて、そこからフロアの奥に行けないようになってました。
で、そのカーテンの前にテーブルが並んでて、本棚の間の通路ごとに奥から金さん、須賀さん、毛利さんと座ってらっしゃいました。
この時点でなぜか毛利さん、金さんの列だけはやたらと消化率が良いらしく、並んでる間に何度も店員さんが「毛利さんの整理券をお持ちの方〜!いらっしゃいましたら手を挙げて下さ〜い!」みたいに、列から引っこ抜いてファンの方を案内してました。
あと整理券も結構余ってるのか、並んで待ってる間に何度か店員さんが「同じ作家さんの本を何冊買っても構いません〜」みたいなことも言ってたな(笑)
その間、須賀ファンは引っこ抜かれることもなく、ひたすら黙々と列で待ち続けました。
気がつけば、最後、周り全員ほとんど須賀ファンだったよ(笑)
須賀さん、よっぽどじっくり語り合ってるんだろうね…とまきこと笑ってましたが、真相やいかに!?
ちなみにB1に辿り着いたからと言って、すぐに先生の顔が拝めるわけじゃなく。
先生達のテーブルの前に並ぶ列は5〜8人がせいぜい?
それ以降の人たちは、まだまだフロアの入口付近で並んで待ってるわけです。
しかもこの場所、金さんも毛利さんも見えるのに、絶妙な加減で須賀さんだけが見えないのよ!(笑)
思わず須賀さん見たさに、2人して列からぐいぐい前に進み出たら、すかさず店員に注意されるし。スミマセン…。

そしてようやく須賀さんのテーブル前に並ぶ時が!!
この時点で時計は12時直前。
うわ〜俺たち1時間弱も立ちっぱなしなんだ…と感慨深くなりました。
でも2メートル先にはもう生須賀さんが!!
この日のお召し物は、袖口に中華風の刺繍をした黒のカットソー。生憎と座ってらっしゃったので、下はスカートなのかズボンなのか判明しませんでした。
で、右の手首には珊瑚…かなぁ?赤い石のブレスレットと、指にはアンティーク調の指輪をされてました。
とにかく見て最初に思ったのが「痩せてる!」で(笑)
そのあとすぐに「なんか…雰囲気柔らかくなった!?」でした。
須賀さんと言えば、なんとなく全体的に見た目も雰囲気もシャープな感じなんですが、今回は今までと感じが変わってたなぁ、と。
ちなみに須賀さんの隣には、例の名物担当さんが立ってました。

サイン本

この人も…す、すごく痩せてるんですけど!!
なに?須賀組、揃ってダイエットでもしたの!?とか素で思ってしまったぐらい(笑)
あと今回のサイン会は、ファンの人にも椅子が用意してあって、これが私的にすごく良かった!
今までのサイン会は、どうしても先生は座ってファンは立ったまま…って形が多かったんだけど、これだと先生を見下ろす形になるんで、俺はどうも落ち着かなかったんですよね。
でも今回は初の座りトーク!
須賀さんの背後にゴツい担当さんがいるだけに、なにこれどっかの企業面接?と思わないでもないんだけど(笑)
そうこうしてる間に、須賀さんとの距離はまきこを入れてファン2人分に。
と、ここでたった今座ったばかりのファンの人と須賀さんの間で奇声が。しかも2人してすげー盛り上がってる様子。
何事?と思えば、前にいた女の子がこっそり「お友達みたいですよ」と教えてくれました。
おお、そんな人まで!
ほんと、色んな人が来てるな今回。

でもここで事態は一変。
編集さんとおぼしき女性が、ファンが入れ替わる時を見計らって須賀さんに「巻いて下さい!」のサインを出した途端…もうすげーんだわ、巻き具合が(T-T)
たしかに開始から1時間経ってまだ30人さばけてないってのは問題だけど。
その間、通常営業が出来ないのも本屋的に痛いだろうけど。
よりによって俺たちの前でかよ〜!!とまきこと2人、騒然となりました。
しかもその合図を受けて俄然頑張っちゃったのが担当さんで…いや、もう端から見てて「早く終わらせよう!話まとめよう!」って雰囲気がすげーよくわかりましたよ。
俺たちの前にいた、例の階段で仲良くなった女の子も結構サクッと終わってたし。
どうなることやら…と、思ってるところでまきこに順番が回ってくる。
この部分は彼女のブログで詳しい説明があるだろうから、ここでは省略させてもらいます。
つーことで、早く書いてくれ(笑)

そしてようやく俺の番。長かった…。
約2年ぶりの再会です。
椅子に座った途端「まぁ〜お嬢さんらしくなって!」と言われ、それに対して「いや〜お互い様ですよ」とか言った俺もどうかと思いますが。
まずは手土産を手渡すことに。
どこの誰からもらったか、わかるように貰った時点で担当さんが袋に名前を書くようにしてたのか…。

「タクミさんです」←担当さんに俺の名前を告げる須賀さん
「は?いや、でもここには○○(本名)って…」←アンケート用紙を見て首をかしげる担当さん
「タクミさんです」←再度名前を言う須賀さん
「…はぁ」←結局なんて書いたんだろう…

いきなりそんなやり取りで俺を笑わせてくれました。
で、早速新刊を渡してサインを入れてもらうことに。
もちろんその間、俺が黙って見てるハズがなく。

「お元気そうで何よりです」←前のサイン会がすごかったんで…
「あぁ、うん。元気元気♪」←実際今すげー元気らしい(笑)
「ところで新刊…ジョンが…」←まず最初に聞いたのがこれ
「泣きぼくろでしょ!」←ソッコー返事が。一旦サインも中断して(笑)
「そう!ちょっとあれヤバいですよ!須賀さんが指定したんですか!?」
「いや、あれは梶原が自分で描いて!しかも泣きぼくろは最後、おまけみたいなつもりで描いたらしいんだけどさ!もう思わずイラスト見た瞬間、梶原に電話したっつーの。グッジョブ!って」←親指を立てる須賀さん
「グッジョブですよ!!や、もうさすが!!」←すかさず立てる俺
「眼鏡にオールバックに泣きぼくろだからねぇ!梶原も自分で最後、ちょっと萌えたとか言ってたし!」
「あははっははははは!!」
「あははは、ねー?」
「ちなみに今後、ジョンの登場シーンは増えるんですか?」
「あぁ、もうありゃ増えるね」
「うわ、マジで?すご…ジョン、すげー!」←大興奮

それから博多には昨日入ったとか。
ご飯が美味しいとか、九州には船関係でしか来たことなかったから…とか色々話して。

「今日はてっきり、レインボウの格好で来ると思ってましたよ」
「あ、それさっきも言われた」
「ちなみにレインボウ、今後素顔が披露される時は来るんですか?」←密かな疑問
「ん〜、それはどうかな〜?」←思わせぶりな笑顔
「もちろん、サングラス取った時の目の形は星形なんですよね!」
「あははは!そうそう、レインボウの元ネタ知ってるもんね〜?」←レインボウのモデルは某漫画キャラ

こんな風に、気がつけばジョンとレインボウについてしか語ってない俺。
おかしい…俺、そんなにあいつらが好きだったのかな…。
つーか、早くもサイン会で何話したか記憶が薄れつつあるよ!
もう嬉しくってテンション高くて、かなりふわふわした気分でした。
時間的には…3分くらい?
巻きの合図がなかったら5分は話せたんじゃないかな、と思わないでもないけど。
とにかく最後は握手して終了しました。
あ、ちなみにサインはご丁寧にフルネーム入りです。
今まで結構サインもらってるけど、フルネームは初だわ(笑)
あと一言コメント付。
夢のような時間でした。もう終わったあと、まきことしばらく放心状態。
本屋自体はすぐにあとにしたんですが、そのあと寄ったドトールでお互い好き放題喋り倒したって感じ。
や〜、もうなんか事前にあれも聞こう、これも聞こうって思ってたのに、元気そうな須賀さんを前にするともう全部パーッと消えてっちゃうのよ(笑)
本当ならシュトラールの変身時についてとか、血伝の今後とか、色々聞きたいことはあったのに!!
あー…願わくば、もっとこう、人目を気にせず須賀さんとじっくり語ってみたいです。
や、でもホント時間にしたら一瞬だけど、このためだけに今日は生きたって言っても過言じゃないぐらい、充実した時間だったわ…。
たぶん書き忘れてることは沢山あるだろうけど、まずは報告としてこんな感じですと。
少しはサイン会の様子が伝わったでしょうか?
ちなみに須賀さんのサイン会サイクルは大体2年周期みたいなんで、俺とまきこの予想では次のサイン会は2007年の夏で、場所は仙台じゃないかということになりました(笑)
その時も…きっと行っちゃうんだろうなぁ。
すごくすごく、すごーく楽しかったです。
そして改めまして。
須賀先生、お疲れ様でした。
ファンとは言え、初めましての人と沢山話すのは大変だったと思いますが、俺たちは須賀さんと生で会えることによってものすご〜くパワーを頂いてますので、今後も体に気をつけながらお仕事頑張って下さいね。

ということで、サイン会報告はこれにて終了!
また思い出したことがあったらその都度書いて行こうと思います。
まきこも、わざわざ神戸から参戦お疲れ様!!
時間があったらもっと色々案内できたのにね。でもすごーく充実した一日だったわ(笑)
またメールで熱く語ろう!

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

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