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○●旅行記零れ話in関西編○●
〜写真は横須賀〜


横須賀駅

■其の一
大阪へはフェリーで行きました。同行者は同じゼミのH。
出身地が神戸の彼女は関西弁を喋り、さばさばしててつき合いやすい奴です。
まぁ、それは良いとして。
この彼女が超がつくぐらいの携帯依存症なんですよね。
電話・メール…気がつけばいつでもしてます。たぶん一人暮らしのせいだと思いますが。
なのでフェリーに乗ってからも暇さえあれば電話電話。
0時過ぎには彼氏に電話をする、といって室外に出ていきました。
対する俺は俺でとにかく眠かったんで、行きは早々に寝させてもらいました。何気に前日バタバタしてて寝不足だったんです。
そんなわけで、シンとした部屋で速攻寝入った俺。
それが1時を過ぎ頃、枕元に置いてた携帯がチャララ〜♪と鳴り出す。
メールだったんでどうせいつもの広告メールかと思って無視してたんですが、なぜか気になって仕方なくチェックしてみれば…送信相手は彼氏と

防衛大学パラシュート部…の会場入り口(笑)

電話をしてるはずのH。
しかもその内容が「たすけてぇ。ナンパ?されてるぅ」
なんじゃそりゃ!?と飛び起きました(爆)
それでなくても事前にアキラから「船の中は変な奴が多いから気をつけろ」と注意を受けてたんで、そりゃもう慌てて部屋出て彼女探しましたよ。
そしたら船のロビーで彼女を見つけたんだけど…知らないおじさんとビール飲んでやがった(爆死)
たぶん断り切れずに…というパターンでしょうな。
そういう奴なんです。オヤジ受けがものすごく良い子だから(笑)
で、こりゃなんとしてでも奪回せねば、と使命感に燃えつつも眠そうな顔を装って「…何時だと思っとん?ええ加減帰っといでぇや」とオヤジをとことん無視して話し出す。
その時のHの顔ったら…心底ホッとしてました(笑)
で、なんとか無事部屋に帰ったあと詳しいことを聞いてみたら、どうやらナンパどころか結婚を迫られてたそうです(爆)
しかも「僕家持ちで、60坪あるんだ」と38歳のオヤジに(爆死)
ちなみに後々この話をアキラにしたところ、「60坪ぐらいの土地で自慢すんな。僕ん家は○○坪や」と対抗してましたが。
ひとまず旅立ち早々ネタ尽くしです(笑)



魅惑の防衛大学

■其の二
フェリーに乗ってすぐ、実はお互い肩こりが酷いことが判明しました。
で、時間もあることだし揉み合いっこしようか、という話になったんですけど。
……まさかうつ伏せになって、相手を腰に乗せてマッサージを受けるとは思いもしませんでした(爆)
これって普通?普通なの!?
しかもマッサージを受けてる最中、やたらと「モンゴルに行こう」と言われまして。
なんで、と問い返したところ、真顔で「同性同士で結婚できるから」と答えられました(爆)
こっちはうつ伏せになって相手の顔が見えない分、妙な恐怖感を覚えたのはしょうがないと思います…。
それでなくても日頃から俺のことを「男前」だの「格好いい」だのと言う子なんで…いや、まぁ彼氏がいるから全然大丈夫とは思うんですけど。
ほんの少し、怖くなりました。
なんたってこっちは現在まな板の上の鯉状態(笑)
旅行の間中何度も一緒に風呂に入ったしな。風呂って言うか、温泉だ。温泉。
言い方間違えると受ける印象が全く違うな…(笑)
とはいえ、彼女の指技は絶妙で何度も「くぅぅ〜…そこそこ!たまらん〜!」と言った声を上げまくり、最後にはお互い笑いながら「隣の部屋から何事かと思われてるかもね」と言い合う始末(笑)
緊張感があるんだかないんだか…。



海上自衛隊総監部−こっそり中入りました−

■其の三
大阪到着当日は、京都の鞍馬温泉に行きました。
アキラお勧めの温泉地、かつ、鞍馬天狗発祥の地ですな。
鞍馬寺を見て山を登って、それから念願の温泉に入ったあとは…仮にも教師を前にスッピンで浴衣姿の俺達と、なぜか浴衣は嫌いだと言って普段着姿のアキラで熱燗を頂く(爆)
くつろぎすぎです…っていうか、そこでへべれけに酔った俺が誰より痛かったかもしれん(爆死)
何度アキラに「タクミさん、大丈夫か?あれやったら上で休んでこいや」と言われたことか。
最後の最後になんて醜態…しかも酒を飲み終わったあとは、旅館の一角に設けられたマッサージ機スペースにてHと大はしゃぎで「うぉ、気持ちええ!」なんて言いながら揉みしだかれる(爆)
その間、アキラは静かにそんな俺達を見守ってました(爆死)
しかもしっかりそんな俺達の姿を写真に収めて…旅行から帰宅して数日後に郵送してきました。
あ、ありがとう、先生…(T-T)
当然その写真には真っ赤な顔して大口開けて笑ってる俺達の姿が映ってましたが…。
とても先生と生徒の関係じゃありません(爆)
でも鞍馬温泉、山の上にひっそりとあるからお勧めですよ。
気がつけば俺達も一日そこで過ごしてました(爆)
おかげで京都での予定が大幅に変更したのは言うまでもありません…。
う〜ん、本当なら寺院巡りとかする予定だったのに。
これこそまさに天狗に騙されるってやつですかね?



三笠公園の戦艦「みかさ」

■其の四
大阪のアキラ邸に行くと必ず恒例なのが、アキラ両親との会食。
去年ゼミ旅行でゼミ生4人と来たときも、ホテルのレストランでごちそうしてもらいましたが。
今回は事前に「お見合い云々」という話が持ち上がっていただけに、気が気じゃありません(爆)
っていうか、何気にHにも事前に「今回の旅行は…」と教えておいたんで、たぶん彼女も気が気じゃなかったでしょう(笑)
で、その会食。
ホテルの一番良い席に予約が入ってたよ!(T-T)
お母さんやる気だよ!っていうか、フルコースだよ!!(ToT)
ちなみに椅子に座った位置は……

 

(父)(母)(H) 
――――――
  テーブル  
―――――― 
(アキラ)(俺) 


こんな感じで、俺お母様目の前!(爆)
お見合い話がなくても、これはこれで緊張します。しかも色んな話題に花を咲かせつつも、さらりと「そういや、うちにもまだ結婚しとらん男がおんねん」と話を振られ、Hと共に笑顔が引きつりました。
その日の夜、アキラ邸に帰ってからこっそりと「あの時、やばかったよね…」と言い合ったりで、正直ご飯は美味しかったんだけど食べた気がしなかったわ!(爆)



本場海軍カレー

■其の五
アキラ邸はマンションで、俺達生徒は9階の一住宅が与えられ、アキラの実家は10階のフロアごと、というのは以前説明しましたが。
おかげで旅行中はただひたすらHと同居状態でした(笑)
しかも最終日にはアキラの許しを得て、9階に隠されたアキラの秘蔵ウィスキーを2人して空にしたり。
そんな様子を自動撮影機能使ってカメラに収めたりと、浮かれまくりました(爆)
更に深夜テレビをつけてみれば、『妖怪人間』が放送されてて、しかも俺の大好きなベラが主人公の話だったんで、よけい盛り上がりつつ…なんかむちゃくちゃやってたなぁ…(^-^;
しかも開けたウィスキーは残量が少なくなってたとはいえ、2本。
そのほとんどをHが飲んだので、俺としてはただひたすら感心するばかりでしたわ。
そういや、去年も去年でこいつはよく飲んでたわ…。
たしかその時のおかずは…アキラの結婚披露宴のビデオだったような…(爆)
安室奈美恵の『CAN YOU CELEBRATE?』で入場してくるアキラ夫妻は何度見ても笑えたッス…(笑)
そんなわけで、関西在住時はただひたすらくつろぎまくったのでした。


■其の六
関西での出来事ではないんですが。
大阪から横須賀、それから東京に足を伸ばしたタクミさんの次なる目的はバレエ鑑賞だったんですね(笑)
ものすごく俺らしくないんですが。
事前にアダム・クーパーが来日するっていう情報を耳にしてたんで、何が何でも見に行こうと思ってたんです。
ちなみにアダム・クーパーってのはあれです、映画『リトルダンサー』で最後、大人になった主人公役としてちょろっと出た、そのくせものすごい印象に残るバレエダンサー。
有名なのは男性のみで白鳥が構成された『白鳥の湖』とか。
もうこの人に限ってはとにかく身体が!!身体がものすごく綺麗なんですよ!!
まさに芸術!っていうか、もう鑑賞物ってなぐらい、筋肉が綺麗についてて惚れ惚れします。
ハッキリ言って、バレエが好きだというより彼が好きです(笑)
いわゆるキャラ萌えって感じかもしれません…ミーハー……。
で、その彼がちょうど俺が卒業旅行に行く時に東京の五反田で二日間だけの公演を予定してまして。
行ってきたわけです。
演目は…振り付け師のマクミラン氏の没後10周年だとかで、彼のつけた振り付けの演目を良いところだけチョイスして山場だけを踊っていく、という美味しいとこ取りのもの。
それだけに期待は大きくなる一方ですが。
まず会場について…やはり女性の方が多いです。というか、女ばっかり(笑)
開場時間10分前についたんで、しばらく外で待たされて、それから時間になって入場してみたら…なんかいきなり見知らぬおば様に「これ、あげるわ」と良くわからないチケットをもらう(爆)
わからないなりにも「はぁ…ありがとうございます」と受け取ってみれば、なんとパンフレット無料配布券だった(笑)
うーわーーラッキーー!!(笑)
パンフレット、薄い割に一冊¥2000の代物でどうしようかと思ってたんですよ(笑)
どこの誰だか知りませんが、ありがとうございます!
いや〜…日頃の行いの良さってこーゆー所に出るのかなぁ(笑)←言わせとけ
というわけで、いそいそとパンフレットをもらってホールに入って席を確認してみたら前から4列目だった(笑)
場所的にはほぼ右端だったんだけど、それでもここならクーパーが生で拝めると気分は上機嫌。
でもいざバレエが始まってみると…え、あの…これはなんなんですか?(汗)
タクミさん、何気にバレエらしいバレエを見るのはこれが初めてです。
初めて…なんだけど、あの、バレエってのは綺麗な外人さんが白いレオタードだのチュチュだのを着て優雅に踊るんじゃないんですか?
なんで…出演者のほとんどが日本人なんですか?(爆)
死にそうになりました。
しかも演目もなんか無駄に現代風(爆死)
ちんくしゃの人間がステージで飛んで跳ねる様は…俺のバレエイメージをことごとく打ち破ってくれましたよ。
正直、辛かったです…。
まぁ、それもアダム・クーパーが出てくれればそれで良いんですけどね!
っていうか、出たら出たで……うぉう、格好いい!!ジャンプ高い!!ってなもんです。
もう動きがしなやか!驚くほど綺麗です!!
ハッキリ言って、彼しか見えてません(笑)
タクミさんが意識をハッキリ持ってステージを見たのは、ただひたすらアダム・クーパー関連のところだけ。
第二部では完全に寝てたしな…(爆)
終わったあとにブラボーとか言われてましたが、俺にはさっぱり良さがわからなかったんですよ、そのペアの踊りが。
そんなわけで、楽しかったのはクーパーが踊るシーンとカーテンコールのみ。
これにこのチケット代は…結構痛いけど、まぁ、生で彼を見れたことに免じてチャラってところでしょうか。
本当はもう少し「バレエ」って感じの、厳かなしずしずとした踊りも見てみたかったんですが。
ひとまず今回わかったことといえば。
バレエは外人に限る(爆)
やはりあの体型あってこそのバレエなんだと思い知りました。
というか、こんな俺にはもはやバレエ鑑賞よりもトルカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団の方がお似合いかもしれん…(笑)
まぁ、でも今回は生でクーパーが拝めたということで。
満足してる部分は満足してますよ(=w=)

 




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