[1] [2] [3] [4] [5] [6]
 [7]  [8] [9] [10]

 


[3]

狙い撃ち  狙い撃ち

3月2日(土)−ドブ板に行くぞ−

ドブ板通りとは、横須賀のいわゆる特徴的商店街と言いましょうか。
米軍御用達グッズがあったり、スカジャンこと横須賀ジャンパーのお店が建ち並ぶ、目玉通りでございます。
ちなみに名前の由来は、たしかぬかるんだ道に板を渡らせて歩いたことからこの名前がついたんじゃなかったかな…?
だからといって別にゴチャゴチャした汚い通りってわけでもないです。
道もきちんと整備されてるし、お店もそんなに驚くほど多くはなかったし…。そういや、どこかのガイドブックでこのドブ板通りも今経営難に陥ってるとか書いてたなぁ。
でも貴重な商品も並んでるみたいなんで、マニアにはたまらないところもあるみたいです。ドブ板通り。
ちなみに昔からのお店の人はやはり外国人を相手にしての商売だっただけに、おじいさんでも英語はペラペラなんだとか…格好いいなぁ(=w=)
というわけで、無事ツタヤから出てきた俺たちですが、相変わらずその時点ではどこになにがあるのかサッパリわからない状態だったんですね。
いや、だってツタヤでは結局『沈黙の艦隊』アニメ版を発見してキャーキャー騒いでただけだから…(笑)
なのでツタヤの近くにあるコンビニに寄って、まずは目的の防大の位置と行き方を聞き出すことに。

「すみません」
「はい?」
「あの、防大ってどう行けば良いんですか?」
「……防大、ですか?」

明らかに怪訝そうな顔してたよ!!(爆)
そりゃうら若き乙女が2人、一体何を血迷って防大なんかに行こうなんて…と思ったんだろうね。
それでなくても2人とも、間違ってもオープンキャンパスに来ましたって格好じゃないし。
そもそも18歳に見えないし(爆)
でもこのときのレジのお姉さんがとても親切で、わざわざお店に置いてるゼンリンの大きな地図で見つけてくれようとしたんですよ。
でも結局防大がある浦賀地域の地図は載ってなくて、バス停から防大行き直通のバスが出てることを教えてもらう。
これだけでかなり助かりましたよ〜。
で、それからついでにドブ板通りの場所を確認してみれば…なんとそのコンビニから一つ内側に入った通りがもうドブ板通りとのこと(笑)
目的地は意外と身近なところに存在してたみたいです。
というわけで、まずは教えてもらったバス停から防大行きが何分に出てるかを調べてみる。
直通ってのが意外と少なくて、1時間に2本かな?
下手すると1時間全くない時間帯もあって、更に土曜日って事もあって俺たちがバス停を調べた12時頃だと次は14時30まで直通のバスがなくて。
しょうがないからついでにこのままドブ板通りを堪能してみますか?という意見に落ち着いて、噂のドブ板通りを目指して突き進むべし。

○●○●

ドブ板通りのスタート地点。
ドブ板の由来なんかが書かれたプレートがあるんで、ひとまずそれを一読してみる。
まぁ、要するに先述したようなことが書いてるんですが(笑)
あとは…そうそう、ドブ板の通りには有名人の手形が地面に沢山あるんです。
まるでどこかの外国のように…。
ただしそんなものをいちいち見てる暇はないので、注意を向けていたのは最初の数分だけ(笑)
あとはもう立ち並ぶお店を見るのに必死だよ…だってあっちを見てもこっちを見てもアーミー・アーミー。
迷彩柄だの緑色だの…たぶんKZ真っ最中の時に訪れてたら興奮も今の倍だったと思われるような魅惑の空間が広がってました(笑)
今内ともキャーキャー言いながら見て回ったよなぁ。
服とか、意外と普通に着れそうな物があったし。
でもやっぱり楽しいのは小物というか、小道具系ですか?
見てて飽きない〜!
でもどれも実用性がなさそうだよ〜!!(笑)←当たり前だ…
ちなみに今内さん、なにやらとある商品を見て突然吹き出す。

「なんか面白いものでもあった?」
「うん、これ!パンツ!!」

……今内さん、それは子供用のおしめパンツです(-_-;)
一応迷彩柄でしたけどね。
たぶん彼女は普通の女物のパンツだと思ったはず…あぁ、でもそんな今内が愛しい(笑)
でも本当にこれに限らず色んな物が所狭しと置いてるんですよ。
店の中はもちろん、店の外までダーッと並べてますからね。
で、そのうちの一つ、街頭に並べられた服の数々を見て叫ぶ俺。

「あ、ポチョン!」
「…………?」
「……あれ…?」
「もしかして、ポンチョのこと?」
「…………」
「うわー!馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だー!!」

うるさい!!(>0<)
考える前に口が動いたんだよ!っていうか、なんの言い訳にもなってないけどな!!(爆)
でも生ポンチョです。
ビニール製の、本当にちょっと形を変えればカッパなりテントなりになりそうなタイプで。
そういえばKZの巻末おまけ解説イラストにもたしかアブドゥルが着てたよな、なんて懐かしく思い出したりして(笑)
しかし俺たち、レベルが全く同じです(笑)
同じと言えば、ドブ板通りに来るちょっと前。
それこそ横須賀駅から出てすぐの頃、並んで歩いてた今内が深刻な顔で言うんですよ。

「……横須賀ってさ、「よこすか」って読むって知ってた?」
「知ってた…っていうか、他になんて読むん?」
「……よこすが」
「……はぁ?もしかして「須賀しのぶ」にならって?」
「うん」
「うわ…馬鹿だわ…馬鹿がいる……」
「なんでよー!普通なら絶対そう読むって!!」

読まねーよ(笑)
本当に色んな意味で天然です、今内さん(笑)
でもそんな今内を笑っていたのも束の間。
今度は『ジパング』トークの時に、最近今内さんがはまってる滝×米内さんの話題になったとき、ふと聞き慣れない単語に会話を止めてみる。

「……そうか、米内さんは「よねうち」じゃなくて「よない」って読むんだ」
「え、そうだよ。なに今更……」
「いや、ちょっと…」
「もしかして…うわ、あなたそれってどうよ!?」
「だって!あれってどう読んだって「よねうち」じゃん!?」
「よないさんは米内さんだよ〜!」

というわけで、本当に全く持って同レベル(笑)
結果として落ち着いたのは……

「今回さ、案外私たち2人だけで良かったかもね…」
「そうだね、たぶん他の人がいたら話題についていけなかったよね…知識の差っていうか……」

こんな感じです(笑)
でもこんな俺たちでもジパングフリーク!
立派な草加スキーと尾栗スキーですよ!!
というわけで、ドブ板に入ってまだ数分も経たない内にまたも色んな事が起こって始終目移りする俺たち(笑)
次の旅行記ではいい加減横須賀中央駅まで行きたいな〜。

 

 

まだドブ板通り

 

戻る